派遣員 在ロサンゼルス総領事館 木所寿都子さん
米国・カリフォルニア州
一般事情
カリフォルニア州
面積:423,967km
人口:39,029,342人(2022年)
在留邦人数:約131,561人(2022年10月)
プロフィール
氏 名:木所 寿都子さん
赴任公館:在ロサンゼルス日本国総領事館
職 種:派遣員
在職期間:2023年9月~2025年9月
*ご赴任前は何をされていましたか?簡単に教えてください。
大学では国際関係法を専攻し、卒業後はテレビ局で約3年間勤務しました。海外ニュースの原稿執筆や海外支局が取材したニュース素材の伝送オペレーションなど、国際報道に関わる業務に従事していました。
*帰国後のご状況を教えてください。
帰国後の翌1月より、外務省の欧州局欧州第一課で任期付き職員として勤務しています。
*派遣員制度はどのようにお知りになりましたか?
以前より外務省に興味があり、関連のワードをネット検索していた中で本制度を知りました。
*派遣員を希望した理由は何ですか?
報道機関での勤務を通じ、外務省を外側からではなく内側から見てみたいという思いが芽生えたからです。また、外務省の仕事に興味があった一方で、腰を据えて外交に携わりたいという強い意志は明確ではなかったため、2年間の期限付きで在外公館での後方支援的な業務に携わることができる点が魅力的だったからです。
*担当事項・業務内容等、実際に現地でされていたお仕事について教えてください。
国会議員や都道府県知事等の要人が訪米する際のホテル手配、配車、空港でのエスコートなど後方支援的な業務が主でした。在ロサンゼルス総領事館は要人来訪が比較的多く、もう一人の派遣員と案件を分担していました。平時は、会計補佐、現地職員の労務管理、館員の離着任支援、物資調達の受け入れ対応など、業務量は多くないものの担当範囲は多岐にわたりました。公館の規模感によって派遣員にアサインされる業務は多少異なります。
また、近隣地域で国際会議や首脳会談が開催された時は現地に出張する機会が与えられました。2024年の日米首脳会談ではノースカロライナ州、2025年のG7サミットではカナダに出張し、接遇要領の作成やメディアの取材支援を担当しました。
*実際に経験されて、派遣員の魅力はどんなところだと思いますか?
公務員ではない立場でありながら公共性の高い環境に身を置き、民間企業では見ることがない世界を身をもって味わうことができる点が魅力だと思います。派遣員が外交活動に直接的に関わる機会はありませんが、国の一端を担う在外公館における意思決定のプロセスや外交の場ならではの国際儀礼など、特殊かつ貴重な経験を積むことができます。
*今後の目標やキャリアプランをお聞かせください。
現在は上述の通り外務本省で勤務しており、在外公館での経験を土台に専門性を深めながら、外交実務に携わっていきたいと考えています。
*派遣員を目指す方へメッセージをお願いします。
外務省員(本官)と現地職員で構成される組織の中で、派遣員は中間的な立場にあり、双方をつなぐ役割を期待されます。そのため柔軟な調整力や物怖じしない姿勢は大きな強みとなります。
二次試験合格後、比較的短期間で赴任となるため、最短で海外勤務を実現できる点は魅力です。一方で、2年間という任期付きの制度である以上、任期満了後のキャリアは自ら主体的に形成していく必要があります。その意識を心の片隅に置きつつ、中長期的な視点であらかじめ戦略を考えておくことをお勧めします。
将来的に国や国際機関での活躍を目指す方にとっては、在外公館での経験は大いに活きるはずです。他方、民間企業での就職を見据える場合には、業務内容が特殊である分、その経験をどのように自分の強みとして整理しアピールできるかが重要になると思います。
学生の方も社会人の方も、これから派遣員を目指す皆様の挑戦を心から応援しています。
