OB・OGメッセージ

派遣員 ネパール大 坂本大輔さん

ネパール

一般事情

ネパール
面積:
14.7万平方キロメートル(北海道の約1.8倍)
人口:
2,969万4,614人 (2023年 世銀)
首都:カトマンズ
民族:パルバテ・ヒンドゥー、マガル、タルー、タマン、ネワール等
公用語:ネパール語
宗教:ヒンドゥー教徒(81.3%)、仏教徒(9.0%)、イスラム教徒(4.4%)他
                           外務省HPより

ネパールの美しい伝統的織物ダッカ織り。

プロフィール

氏  名:坂本 大輔さん
赴任公館在ネパール日本国大使館
職  種:派遣員
在職期間:2021年9月~2023年9月 

ご赴任前は何をされていましたか?簡単に教えてください。
神田外語大学外国語学部国際コミュニケーション学科国際コミュニケーション専攻で3年生でした。

帰国後のご状況を教えてください。
帰国後、復学して物流企業に就職しました。2025年4月から新入社員として働いています。

*派遣員制度はどのようにお知りになりましたか?
大学受験で大学を選ぶ際、学校のWEBサイトを通じて知りました。

*派遣員を希望した理由は何ですか?
海外で働いて、生活をするという経験が欲しいと思っていたからです。将来社会人として海外駐在を経験して、現地の方と仕事をすることに憧れがありました。その憧れを実現するために、派遣員としての経験がとても役立つと考えました。
また、コロナウイルスの影響で予定していた留学がキャンセルになり、海外に行く方法が限られていたことも理由の一つです。

*担当事項・業務内容等、実際に現地でされていたお仕事について教えてください。
私は庶務班所属として、大使館員のサポートを行いました。日々の業務としては、館員が官庁などへ移動する際の車両の手配、出張時の航空券やホテル手配を担当していました。
また、現地職員や会計班の館員と協力し、定期的に行われるレセプションの設営準備も任されていました。
コロナウイルスの影響でできていなかったタイでの食材の物資調達を数年振りに再開することになり、その立ち上げを上司と共に手探りで行っていました。実際に出張に行った際は、今後の業務を円滑に進めるために限られた時間の中で情報収集を行っていました。便宜供与はコロナ禍直後だったこともあり、数回しか経験はありませんでしたが、その数回でも、荷物が届かない、ホテルの利用時間を延長できるよう交渉してほしいなど突発的な対応や依頼を対応することがありました。

*実際に経験されて、派遣員の魅力はどんなところだと思いますか?
私が考える魅力はたくさんあります。その中でも特に良かったと感じることは様々な経験をしてきた方々との出会いです。当時学生だった私には、館員の方々のこれまでの経験を聞くだけでも刺激になりました。それだけにとどまらず、ネパールという国に数十年住んでビジネスをしている方、日本政府の開発援助のプロジェクトで駐在している企業の方、ネパールの子供達のために孤児院を営む方など自分の想像もしなかった人生を送る方々との出会いがありました。もちろん現地の友人もでき、話を聞き交流を深める中で自分の人生の描き方を見つめる大きなきっかけになりました。

今後の目標やキャリアプランをお聞かせください。
現在は物流企業に就職しており、様々な経験と知識を得て、海外駐在することを目標にしています。現在は派遣員の頃のように毎日語学力を活かして仕事ができているわけではありませんが、海外の船員とコミュニケーションをとることもあり、その際には派遣員時代に培った、指示や連絡を正確に伝えるコミュニケーション力が活かされていると感じています。
また、目標に向けて、独学で語学力の維持と向上のために勉強しています。いずれはネパールで出会った方々のように、若い世代の方の憧れや目標になれるような人間になりたいとぼんやり考えています。

派遣員を目指す方へメッセージをお願いします。
派遣員の2年間は刺激に満ち溢れた日々でした。派遣員の経験を通じてなりたい理想像、やりたいこと、沢山出てくると思います。もしくは、想像もしていなかった生活が待ち受けているかもしれません。どんなことに対しても、ポジティブな気持ちで受け止めることができるようになれば、きっと素敵な派遣員生活が待っているはずです。
試験の勉強は大変ですが、その先で活躍している自分を常に想像して楽しく頑張っていきましょう!

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