雑誌インタビュー
『国際協力キャリアガイド 2026』
巻頭インタビュー:国際協力の新時代

千葉県病院局
経営管理課
土屋祐太朗さん
派遣先:在パプアニューギニア日本国大使館
2020年3月~2022年3月
コロナ禍に未知の国へ踏み出す
派遣員としてパプアニューギニアに赴任したのは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まったころ。派遣時期が大学卒業式と重なったものの、幸いコロナで中止されることなく現地で2年間を過ごしました。
もともと通訳・翻訳の仕事に興味があり、外国語大学英米学科に進みました。この制度に応募したのは「聞いたこともない未知の国に行ってみたい」という好奇心と、大学の先輩から体験談を聞いて「派遣員の経験が必ず将来の糧になる」と感じたからです。
派遣前は、パプアニューギニアの事情があまりわからなかったのですが、いざ現地に行くと、人々の穏やかでフレンドリーな雰囲気や、南国特有の匂いを感じました。
大使館では官房班に所属し、業務は配車・出張手配、レセプション設営、会計事務、外部との連絡調整、通訳・翻訳など多岐にわたりました。またコロナ禍のため、フライト運航・入国規制調査は重要な情報だったので、常時対応できるように準備していました。


パプアニューギニアの海を楽しむ土屋さん
この経験が人生の転換期に
業務を通して、語学力や仕事のスキルが向上したばかりではなく、仕事に対する姿勢や社会人として不可欠な知識など、多くのことを上司から教えていただきました。業務で得たさまざまな知見が、今に至るまでの自分の力になったと実感しています。
大使館ならではの仕事として、外務大臣がパプアニューギニアに外遊された際の便宜供与を経験できたことも貴重な体験で、学びと同時に大きな達成感がありました。派遣員の期間は自分を成長させてくれた貴重な時間だったと感じています。近い将来、現在の仕事でもこの経験を活かしたいと考えています。
在外公館派遣員制度を活用すれば、なかなか行けない場所で、普段会えないような人とも巡り合えます。とりあえず行動を起こして、第一歩を踏み出すことが大事。その勇気が人生の大きな転換期になり、未来につながっていくと思います。
『国際協力キャリアガイド2026』より転載

パプアニューギニアの風景
『国際協力キャリアガイド 2024-25』巻頭インタビュー 吉田健悟さんの記事はこちらから。
